Sunday, July 15, 2018

マイ・ミシン


トラブルも栄養に



ミシンの上糸と下糸の調子が合わない時に生じるちょっとした糸のずれのようなことを「糸溜まり」と言うそうです。


私が毎日使っているミシンは昭和32年製、年季がはいっている足踏みミシンです。故障など一度もなく使えていますが、時折上下の糸調子がおかしくなりどうにも上手くいかないことがあります。

古いために糸釜のネジの締め加減が使っているうちにすぐ緩くなるようでそれが原因かもしれません。問題はその締め加減。緩まないようにきつくするとミシンのガタガタ音がしてうるさいです。緩くすると音はしなくなるけれど縫い目が乱れたりします。

どの程度の調整を施すか・・・それが古いミシンと付き合うコツです。人付き合いに似ていてとっても難しいです。




先日「糸溜まり」というちょっとしたトラブルをあえて利用したミシン刺繍のハンカチを見る機会がありました。目から鱗でした。

いつも 綺麗で 間違いなく 正しく まっすぐに。本来ならそうあるべきところ あえてトラブルを逆手に取り素敵な作品に仕上げる。

完璧を目指すことが本来ですが、こういうのって人間的な良さだなと思いました。特に工業ラインから出てこないハンドメイドはどうしても個体差が生じます。
逆に手作りの良さというのはこういうところにあるので丁寧を心がけつつ制作する毎日です。