Tuesday, January 20, 2015

和柄布と思い出話




和柄の布地



個人的に着物を縫うことがなかったのでお人形のアウトフィットを縫うようになって初めて購入しました。

8インチドールのお人形の着物ですのでそれほど布地は必要ありません。
組み合わせを考えるのに一度で決められないから少しづつ布を購入して 縫う前にあれこれ合わせてみます。帯地用の金襴生地は布端がとてもほつれやすく扱いにくいですね。
当初ギリギリの縫い代で縫い、表に返したら金糸がつつつーっと抜けほどけてしまいました。

私の亡くなった祖母は、若い頃から着物の仕立てを内職としていました。古い田舎の家の縁側で小さな背中を丸め縁側で縫いものをしていた姿を時折思い出します。

婚礼の着物も縫えたそうなので腕は確かだったでしょう。今から思えば、もう少しきちんと縫い物を教えてもらっておけばよかったと思います。

私の小さい頃の浴衣はすべて祖母の手によるものでした。使っていたアイロンも火鉢に挿しておいて使う「火のし」という古風なもの。人形の着物とはいえミシンを使っているから、祖母にそんなことを言ったら叱られそうです。

丁寧に細かい針目で運針していた痩せて曲がった指。

畑仕事をすると手が荒れるから絹糸を使う時困るとこぼしていたその人のずっと外されることのなかった金色の指貫は亡くなった時も指にはめられたままでした。